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![]() ■主な産地:オーストラリア、フランスのローヌ地方、南アフリカ等 ■適地:花崗岩を含む砂質土壌等 ■香り:ラズベリー、ブラックカラントなど果実の風味と、カシス、コショウ、クワ、スパイスといった香辛料の香りがするオーストラリアならではの野性的な風味。 ■色合い:色調は全体的に濃く、黒っぽい深い赤色。 ■味わい:スパイシーでしっかりしたボディ。 シラーズと言えば、オーストラリアワインの代表といっても過言ではありません。これほどオーストラリアらしさが表現されたブドウは他にはないでしょう。同じようなものを造ろうと努力しているワインメーカーは世界中にたくさんいますが、豊富な太陽、汚染のない環境、広大な土地での葡萄栽培という好条件が揃っているオーストラリアだからこそ、生産可能な品種なのです。 タンニンが多く、アルコール度も高めなスパイシーでひきしまったボディで、長期熟成のポテンシャルを持つワインです。現在オーストラリアでは年間33万トン以上ものシラーズが収穫されているほどです。オーストラリア産シラーズは、ここ過去15年間、世界各国の大会にて多々受賞し、オーストラリアの高品質赤ワインとして貢献しています。特に、ペンフォールドのグランジ(Penfolds Grange)、ヘンスケのヒル オブ グレイス(Henschke’s Hill of Grace)、ピーター リーマンのストンウエル(Peter Lehmann’s Stonwell)、ウエンドューリーのシラーズ(Wendouree’s Shiraz) は言うまでもなく世界でも1位2位を争うほどの高貴なプレミアムワインとして知られており、なかなか手に入りません。 シラーズ(フランスなどの旧世界ではシラー Syrahと呼ばれている)は、ローヌ地方の北部や南仏等でもともと栽培されており、上質な長期熟成に耐えうるワインとして知られていました。1832年にオーストラリアで最初に植えられた品種のひとつであり、オーストラリアの土壌に非常に適していたため、シラーズの木はどんどん繁殖し、地元の人はあまりその価値を意識しなくなってしまいましたが、1980年代になり、産地ごとに異なる特徴を引き出すシラーズの適応力のすばらしさに気づき始めたのです。 適応力のあるシラーズは、最も涼しい地域以外であればどこででもよく育ちます。濃厚な風味とスパイスが前面に現れたクナワラやマーガレット リヴァーのスタイル、パワフルでミントが色濃く現れているクレアヴァレー、甘くてチョコの香りのするマックラレン ヴェール、力強くて熟した果実の風味が前面に出たバロッサ ヴァレー、ペッパーの香りが引き出された上品な比較的冷涼地のビクトリア州ヒースコート、さらには皮の香りが芳醇なハンター ヴァレーのものまで、様々なスタイルのシラーズが生まれています。 シラーズは主にカベルネ ソーヴィニヨンとブレンドされてきましたが、最近では温暖地方のグルナッシュ、ムールヴェドル、ヴィオニエともブレンドされるようになりました。 ![]() ![]() ![]() |
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